建物構造が鉄骨であるメリット・デメリットとは?
建物構造が鉄骨の物件にはどのような印象を持っていますか?
一番最初に思い描くのは、頑丈そうという印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
今回は、そんな鉄骨造の建物構造について、そのメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
建物構造を鉄骨にするメリット
耐震性に優れている
鉄骨造の建物は、木造住宅と比較すると、耐震性が高いのが大きなメリットです。地震が起きると鉄がしなることでエネルギーを吸収する仕組になっています。さらに、重量鉄骨のように頑丈な部材を使用していれば、構造体が壊れる可能性は非常に低くなります。
害虫被害が出にくい
また害虫被害(シロアリ)が出にくい点もメリットです。
木造建築であれば、害虫被害が多く出てしまうこともありますが、木造より害虫被害が出にくくなります。しかし、完全に害虫被害が出ないわけではないので、メンテナンスをする必要があります。
結露ができにくい
さらに、結露ができにくい点もメリットであるといえます。冬の間、毎朝結露ができてしまうとカビにつながるので、それを回避することにもつながります。
建物構造を鉄骨にするデメリット
建築コストがかかる
木造住宅と比較して坪単価が高く、建築コストがかかることが挙げられます。各部材が高価であるため、全体の建築コストは割高になります。
耐火性は低い
また、耐火性は低い点もデメリットです。
木造よりも耐火性に劣り、火事に1番弱い建物構造の一つとして知られています。
ただ、近年では耐火性を高める加工がしてある場合もあるので、確認するようにしましょう。
防音性・遮音性が低い
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造に比べて、鉄骨造は防音性・遮音性が低い点もデメリットの1つです。コンクリートには高い防音性があります。鉄骨造は鉄の骨組みで造られているので、コンクリートを使用した外壁の防音性には適いませんが、木造に比べて鉄骨造は強度が高いため、床や壁を厚くすることができます。壁が厚い分、外の音が聞こえにくくなり、防音性や遮音性を高めることができます。
建物構造が鉄骨の物件がオススメな方とは?
建物構造が鉄骨の物件がオススメな方は、なるべく費用を抑えたい方です。
騒音などに多少問題はありますが、DIYで対策をすれば問題なく生活することができます。
まとめ
今回は、建物構造が鉄骨の物件に関するメリット・デメリットをお伝えしました。特に耐火性の部分で木造よりも劣る点は知らなかった方が多いと思います。メリット・デメリットを理解し、構造によっても特徴が異なるため物件選びでは建物の構造にも注目してみてください。