そんな場合に便利な売却方法が「即時買取」ですが、これはどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は即時買取メリット・デメリットをご紹介し、即時買取に向いている方の特徴もお伝えします。
物件の宣伝活動などを一切おこなわないため、不動産売却が完了するまでの期間を大幅に短縮できます。
即時買取を利用する場合、売却価格の相場は市場価格の50%~80%程度に収まることが一般的です。
しかし、不動産会社が提示する条件に合意すれば、3日~7日程度で不動産売却が完了する可能性が高いでしょう。
仲介売却を利用する場合に不動産会社に支払う「仲介手数料」も発生せず、百万円単位の出費を抑えられるでしょう。
一方、デメリットは買取価格の相場が下がることで、場合によっては市場価格の50%程度の査定額が提示されます。
とくに事故物件(瑕疵物件)は評価が下がる場合が多く、市場価格を大きく下回る査定を覚悟しなければなりません。
たとえば転職により急な住み替えが必要になった場合、即時買取を利用すれば新居を購入するための現金が素早く手に入ります。
あるいは離婚により早急な財産分与が必要になった場合など、緊急で不動産売却を終えたい事情がある方にも即時買取がおすすめです。
また、宣伝活動を省いて売却できることも即時買取の特徴なので、不動産売却をしていることを周辺の住民に知られたくない方にも即時買取が向いています。
売却期間の目安は3日~7日程度なので、転職や離婚などの事情により売却を急いでいる方におすすめできます。
ただし、買取価格の相場は50%~80%に収まることが多いため、高値での売却には期待できません。