市街化調整区域の不動産は買取がオススメ?
市街化調整区域の土地は、一般的に売却しにくいといわれています。
特徴をよく知らないまま、売却してしまうと損をしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
そこで今回は、市街化調整区域とは何か、このような地域の不動産が売却しにくい理由や買取のコツをご紹介します。
買取が向いている市街化調整区域の不動産とは
市街化調整区域とは、都市計画法によって定められている土地の一つです。
利便性よりも自然の多さや景観の良さを重視するため、都市の開発は抑制されています。
このような地域で建物を新たに建築したり増築したりする場合は、自治体から開発許可を得る必要があるので手続きに時間がかかります。
その分、静かな環境で過ごせるほか、将来的に高層ビルなどが立ち並ぶ心配もありません。
このように市街化調整区域の土地は、住宅選びにおいて騒音問題に悩みたくない購入希望者に需要があるでしょう。
市街化調整区域の不動産は買取がオススメの理由
市街化調整区域のデメリットは、インフラ環境が整っていない可能性があることです。
土地の状態によっては自分でインフラを引く必要があるため、追加工事をおこなわなければなりません。
また、開発許可が必要な市街化調整区域の不動産は資産価値が低いのも特徴です。
住宅ローンを申し込んでも審査で落とされる可能性が高いため、買い手が見つかりにくい傾向にあります。
このような理由から、市街化調整区域の不動産は仲介で売りに出しても売れ残り続ける可能性が高いです。
買取であれば買主は不動産会社となるため、最短1週間で売却ができます。
市街化調整区域の不動産を買取しやすくするコツ
市街化調整区域の不動産を売るときは、地目に合わせて売却先を検討するのがコツです。
宅地・田・畑などそれぞれのニーズを考えながら売却することをおすすめします。
農地として売却が難しいのなら、各市区町村の農業委員会に申請し、宅地に転用してから売却するなど工夫してみましょう。
また、開発許可が下りずらい市街化調整区域でも、高齢者施設や社会福祉施設など地域のニーズに応じた建物なら建築許可が下りる可能性があります。
そういった土地を探している事業者をターゲットにして売却するのもコツでしょう。
まとめ
このような地域にある不動産はインフラ環境が整っておらず資産価値が低いため、住宅ローンの審査にとおらない傾向にあります。
仲介ではなかなか売却できないので、地目を考慮して不動産会社に買い取ってもらうのがおすすめです。