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離婚によって任意売却するメリット・デメリットとは?

豆知識


離婚によって任意売却するメリット・デメリットとは?

熟年離婚や芸能人の離婚報道など、近年離婚は身近に感じられるトピックの一つです。
離婚すると、財産の振り分けや養育費、親権などさまざまな決め事がありますが、特に大きな金額が動くのが、住宅などの不動産売却です。
そこで、今回は離婚されて住宅を手放したいと考える方に向けて、住宅の任意売却するメリット・デメリットをご紹介したと思います。


離婚によって任意売却するメリット・デメリット
任意売却とは、住宅購入時の借入金がまだ残っている時、その残債高が物件価格よりも高い状態(オーバーローン)において、金融機関と協働で物件を売却することをいいます。

オーバーローンとは?
オーバーローンとは、住宅を購入したり、注文住宅を建てたりする際、物件の価格以上の融資を受けること。例えば、住宅の価格は4,000万円なのに、それを上回る4,500万円を借入れた場合や、住宅を売った場合の価格が3,000万円なのに、住宅ローンの残高が3,500万円残っている場合などの状態です。


メリット

◎高値で売れる可能性がある
売却せず、ローンの支払いが滞ってしまうと、最終的に物件は競売にかけられます。
競売では、一般に市場価格の8割程度の価格といわれており、売却金額は任意売却の方が高くなりやすいのです。売却するのであれば、より高い金額で売却し、その分借入金を返済していく方法がオススメです。

◎離婚前に問題を解決できる
住宅を売却するのか、ローンを支払い続けるのか、どちらが住むのかなど、離婚に際してローンのある住宅は解決すべき大きな問題となります。
離婚前に任意売却し、現金化することで、問題を解決しやすくなるでしょう。


デメリット

◎手間がかかる
任意売却といえど、不動産売却は金融機関や不動産会社との連絡を密にして、売却活動にあらる必要があります。売却のためのやり取りを面倒に感じる方には、デメリットといえるでしょう。

◎売れるかどうかはわからない
任意売却として、売却活動に乗り出しても、物件がなかなか売れなかったり値下げし続けた結果、予想よりも低い価格での売却になったりする可能性もあります。
足りない分の残債は自己資金から出すか、またはフリーローンなどを利用し、完済する必要があります。


離婚によって任意売却するタイミング
離婚で住宅を売却するときが、それぞれの事情や希望を踏まえてタイミングを決めることが重要です。
家の売却完了まで離婚を待てるケースや、離婚後のトラブルリスクを少しでも回避したい場合には、離婚前に売却するのがオススメです。
一方で、住宅を少しでも高く売却したい場合、離婚を急ぐ場合には、離婚後に売却すると良いでしょう。
離婚する両人の希望などを踏まえ、最適なタイミングを選択しましょう。


離婚によって任意売却する際の注意点
住宅の任意売却を決めるときには、任意売却してもローンを完済できるとは限らない点に留意する必要があるでしょう。
オーバーローンの場合、完済できずにローンが残るケースがほとんどです。したがって、離婚後に誰がローンを支払うならどのような形をとるのかをきちんと話し合っておく必要があります。





今回は、離婚されて住宅を手放したいと考える方に向けて、任意売却のメリット・デメリットを紹介いしました。まずは住宅ローンが、オーバーローン状態になっているかどうかを確認することが必要です。
後悔やトラブルのない選択ができるように、慎重に進めることをオススメします。


ぜひ、ご参考ください(*^_^*)


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